2013年10月
第91回 夢は叶う 3
夢が叶う日がやってきました。
とうとうやってきました。
石川尚子さんの講演会当日です。
準備は万端、後はお迎えに上がるだけ。
まさかの頭痛+地下道通行止めと闘いつつ、ホテルロビーに滑り込みセーフ!
石川さんが「なんだか初めて会った気がしな~い」、満面の笑顔で待っていてくれました。
夢にまで描いたご本人が目の前にいる!
一緒にいただいたお昼ごはん「秋田の名物いっぱいのパレットランチ」も、何を食べているのかさっぱりわかりませんでした。
石川さんが中学生に向けてお話した「夢を叶えるコミュニケーション」。
これを、何回かにわたってご紹介します。
「私は子どもの頃、なりたい仕事がたくさんありました」
お話は、そんなふうに滑り出しました。
「通訳、弁護士、薬剤師…。
人に話すと『ムリムリムリムリ』って言われて、いつもあきらめてきました。
今はビジネスコーチとして毎日忙しく跳び回っています」
―― ビジネスコーチ? なんだろう、それ。 どの子の顔にもそう書かれています。
「スポーツにはコーチがいます。
私にもコーチがいます。
そのコーチは『ムリ』って言わないんですよ。
だから私は今、好きな仕事に就くことができています。
あなたもやりたいことや夢があるでしょう?
それを叶える方法を、今日はお伝えします」
――1センチ。わずか1センチですが、子どもたちの身体が前に出たような気がしました。
「あなたの口癖はなんですか? ちょっと聞いてみましょう」
「眠い」
「疲れた」
「わかんない」
「そうですね。どこの学校もだいたいおんなじ答えが出ます。
そういったことを、一日にどのくらい考えていると思いますか?」
―― お話は、クイズを交えながら軽快に進んでいきます。
「なんと、一万回以上です。
少ない人でも3万回、多い人だと9万回も自分の中で会話しているんです。
それだけの回数『眠い』『疲れた』『わかんない』って自分に言い聞かせていることになります」
―― 子どもたち、ざわざわ。「え~、そんなに」と言う声が聞こえてきます。
「それにね、脳は『人称』をカットするんですよ。
IとYouの区別がつかないということです」
―― はて??それってなんだろう。
「人に『おまえ、ばかじゃない?』って言っても、『おまえ』はカットします。
すると『ばかじゃない?』だけが、自分の中に入ってきます。
人の悪口を言っても、自分のことを言っているんだと脳は勘違いするわけです。
そう考えると、悪口言うのって怖くありませんか?」
―― ううむ、そうだったのか。子どもたちの顔がそう言っています。
そういえば息子、昨日「くそばばあ!」って言ったっけ。それも息子に返っていくのだな。
「毎日3万回から9万回も自分の中で行きかう言葉。
それが自分に影響しないわけがない、そう思いませんか?
『眠い』『疲れた』『ばかじゃない?』、そんな言葉で自分を埋めたらもったいないです。
言葉っておもしろいんですよ。
言ったとおりになるから。
その言葉をどうするかで、あなたの未来が変わってきます」
さあ、どんなお話が聞けたのでしょう。
続きは、また今度。
若松亜紀(わかまつあき)先生
1968年秋田県生まれ。1990年、秋田大学教育学部幼稚園教員養成課程卒業。私立秋田南幼稚園に7年間勤務。シュタイナー教育を保育に取り入れる。閉園により退職。
保育経験や育児を綴ったエッセイ「心で感じる幸せな子育て」(ほんの木)を出版。2005年「粗食のすすめ」の幕内秀夫氏との共著「マンガでわかる食育」(かもがわ出版)出版。教育関係広報誌への連載、講演活動、ラジオ子育てコーナーなども担当。2006年4月には「子どもが輝く幸せな子育て」(ほんの木)を出版しました。
現在は秋田市の自宅で、「出会いと生きがいづくりの場、陽だまりサロン」を運営。毎日たくさんの親子連れでにぎわっています。夫と娘(華凛)と息子(飛龍)の4人暮らし。
陽だまりサロンのブログです。http://yaplog.jp/hi-damari/
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