第5回 馬の頭?(2006年2月)
寺内、八橋地区を流れる草生津川周辺にシーソーのような形のポンプが点在しています。「ギーコギーコ」と音をたて動いていて、そのユーモラスな形状からホースヘッド(馬の頭)とも呼ばれています。
秋田県は新潟県とともに全国的にも珍しい原油産出県です。八橋、寺内地区の「八橋油田」、男鹿市の「申川油田」、潟上市の「豊川油田、黒川油田」等があり今も操業中です。
八橋油田は1935年に発見され、当時は国内最大級の油田でした。1960年代まで活発に開発が進められ、田んぼの中に多数の油井(やぐら)が林立する姿は壮観であったことと思います。
江戸時代の古文書に「八橋臭水(くそうず)・・油あり」とありました。このことからも当時から石油が湧き出ていたことが分かります。
この地区を流れる「草生津川(くそうずがわ)」という名前の由来にもなっています。
かつては天然アスファルトも産出されていました。アスファルトを意味した「草生土(くそうど)」ですが、豊川油田周辺ではこの地名が残っています。
日本のエネルギー資源の大部分は輸入に頼っています。現在石油の輸入依存度は99.7%残りのわずか0.3%を主に秋田県と新潟県で産出しています。産油量は年々減っておりますが今も力強く馬の頭を上下させているのです。
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